7月15日、今日の京都市左京区は、晴れのち曇りところにより時々雨。
一日中涼しい風が吹いていました。
久々のエアコン要らず。
やっぱり気持ちいいですねー、自然の風は。
青伸ホームを通り抜ける爽やかな風が、観葉植物の葉を揺らし、
植物にエネルギーを吹き込みます。
さて、京都では、昨日から祇園祭の前祭が始まりました。
今日は宵々山です。
今日のように涼しかったら、着慣れない浴衣も暑くはないかもしれませんね。
今日は、浴衣のうんちくを少々・・・
今では夏の風物詩でもある浴衣。
その語源は、湯帷子(ゆかたびら)に遡ると言われています。
湯帷子とは、『平安時代』の貴族たちが、蒸し風呂に入るときに
水蒸気でやけどをしないように着た麻でできた薄い白い単衣(ひとえ)です。
蒸し風呂は、複数の人と入ることになるので、
裸を隠すためと、汗取りのためにも着られたようです。
『室町時代』には、見拭い(みぬぐい)と呼ばれ、
手ぬぐいのように身体を拭く感覚だったようです。
『江戸時代後期』になると、町人文化が発展し、風呂屋が普及しました。
このころには、風呂には裸で入るようになっていましたから、
湯帷子は湯上りに汗をとるために、風呂屋の二階などで着られるようになり、
『浴衣』と呼ばれるようになりだしました。
その後、木綿の普及により、麻から木綿へと変わり、下着から外着へと
その用途を変えていったということです。
浴衣は、「湯帷子」から「見拭い」へ、そして「湯上りのバスローブ」になり、
「夏の晴れ着姿」になったわけですね。
今では「浴衣」と漢字で書くよりも、
「ゆかた」とひらがなで書いた方がいいかもしれませんね。
私たちには、うすいきれいな着物って感じです。
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