11月25日、今日の京都市左京区は晴れ。
小さい子を後ろに乗せた自転車のお母さん。
その後ろから、離されないように、
小さな車輪で必死にペダルを漕いでいる小学校低学年ぐらいの男の子。
そんな親子と車ですれ違いました。
最近、このような親子をよく見かけます。
涼しい顔の電動自転車のお母さんのあとを、
真顔で必死で追いかけている男の子や女の子。
自転車の歴史を見てみると、
1818年に、タイプライターの発明者としても知られるドイツのドライス男爵が、
ペダルのない、地面を蹴って走る自転車を発明したのがはじまりです。
ペダルがついたのは1861年のフランス。
前のタイヤがやたらとデカいやつです。
木製の車輪に鉄の輪を巻きつけて、そこにペダルがついていました。
しかし、ヨーロッパの石畳の道では乗り心地が悪く、
イギリスではボーンシェーカー(背骨ゆすり)と呼ばれていたのだとか。
その後、パリで貴族階級を中心に自転車レースが開催され、
車体や車輪は鉄に、タイヤはゴムになったものの、
レースで速く走れるように、前輪はさらにデカくなりました。
しかし、急ブレーキをかけると前方宙返りしてしまう危険な自転車だったのです。
チェーンで回す発明がされた後は、
より速くからより安全へ。
1885年のイギリスで、前後のタイヤが同じ大きさの自転車が開発され、
前輪は方向を決め、後輪は前に進める、という役割が分担され、ギアまで付き出しました。
20世紀になると、より快適にと、
自動変速、自動サスペンション、オートライトなどが採用され、
そして、今の電動自転車へと繋がるのです。
ある幼稚園で母の会だかなにかがあったのか、塀の前にズラーッと自転車が並んでいました。
すべて電動自転車でした。
そんな時代になったんだぁ・・・と思い通り過ぎようとした時、
その横にチョコンと、
最近小さな子供が乗っている、ペダルのない地面を蹴って走る自転車が並んでいました。
アレ、「ペダル一式セット」ってのを後で装着したら、普通の自転車に変身するのですね。
電動自転車にバランスバイク。
いわば、自転車の歴史の集大成?
ちょっと、おぉ・・・(´・ω・`)と思った出来事でした。
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