2月20日、今日の京都市左京区は晴れのち曇り。
少し広めのカフェで隣の席に座っていたお嬢さん方のグループ。
10人ぐらいかな?
時折話が盛り上がるようで、声が共鳴する。
誰がつけたか「黄色い声」とは良く言ったもので、
色で表すなら他のどの色より「黄色」を感じる声である。
「音色」「声色」という表現もあるので、どうやら音と色の関係は深そうだ。
ということで調べてみると、始まりは江戸時代だと言われていることがわかった。
江戸時代には、声を色で表現することが流行っていて、
江戸時代後期に式亭三馬によって書かれた『浮世風呂』に
「気のきかねぇ野郎どもだ。黄色な声や白つ声で、湯の中を五色にするだらう」という記載がある。
「白声(しらごえ)」を辞書で調べると、
かん高い声を意味すると記載されているので、
「黄色い声」も「白い声」も、
「未熟で劣っているのにいい気になって歌ってる」という意味で使われていたよう。
また、中国では昔から「黄」の字を「ただごとではない」という意味に使っていて、
そこから「ただごとではない声」=「黄色い声」という表現が生まれたとも。
さらに、今のお経はトツトツトツと一定の音程で唱えられているが、
このスタイルが主流になったのは平安末期以降で、
それ以前のお経は、音の高低が激しいものもあり、
経典に音譜を記す代わりに墨を使って印がつけられていたんだとか。
中国古代の高僧たちは、色を使って音の高低を表現する者もあり、
その中で一番高い音を「黄色」で、低い音は「緋(あか)」で印をつけていたことも明らかにされている。
このようなことから、「高い声」を「黄色」と表現するようになったとも言われている。
辞書で調べても「緋声」たるものは見つけられなかったが、
もしかすると「低くくぐもった声」を「赤い(緋い)声」なんて表現したこともあったかも???
ちなみに、赤ちゃんの甲高い泣き声は世界共通で440hzの「ラ」の音として認知されていて、
音に色が見えることを表す色聴・共感覚なる特殊な能力を持っている人にとって、
黄色く見える声というのは「ラ」の音とされていることが、
1931年のカール・ジーツという心理学者の実験によって明らかにされている。
(∩´∀`)∩ 声フェチじゃないけど、しいて言えば、
「いぶし銀」っぽい声が好きかも・・・笑 (*^▽^*)ノ
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