10月1日、今日の京都市左京区は晴れ。
爽やかな秋風が吹いていました。
今日は中秋の名月。
空には綺麗な丸いお月様が輝いています。
少し離れたところには火星が赤く光っていました。
この月の丸さ。美しいですね。
月にしろ地球にしろ太陽にしろ、思いつく天体は球体ばかり。
球体ばかりなのか?と思いきや、
小惑星探査機「はやぶさ」が着陸したことで知られる「イトカワ」は、
枝豆のようなラッコのような不規則な形をしています。
火星の衛星フォボスとデイモスも球体ではありません。
土星の衛星などにも、球体ではないものがあります。
さて。この、「球体」と「いびつな形の天体」の「カタチの違い」は、一体なんなのでしょう?
「イトカワ」は、さしわたし約540メートルの天体なのですが、
これらの「いびつな形の天体」に共通しているのが「小さい」ということなのです。
そもそも天体は、宇宙空間にあるガスやチリ、
岩のかけらなどの物質が寄り集まってできたと考えられているのですが、
物質が集まってくると、それ自体が重力を持ち、
内部(重心)に向かって引っ張ろうとする力がだんだんと強くなります。
重力が、天体の中心に向けて均等に働くようになると、
中心から等しい距離の形、すなわち球体になるのですが、
小さい天体の場合、物質自体の強度よりもその重力が小さいので、
重力によりつぶされることがなく、もともとの形を保ち続けるのです。
その大きさの境目は、大体直径300キロぐらいではないかと考えられています。
地面に砂をこぼすと、小さな山ができるけど、
砂の山はいつしか崩れ、長い時間をかけ平らになります。
つまり丸い地球の表面と同じになるワケですが、これが重力のはたらきです。
地面を掘ってへこみをつくっても、
放っておくと砂や土が落ち込んで、最後は平らになってしまいます。
これも重力の働きです。
つまり、地球の重力は、
天体の表面が出っぱったりへこんだりするのを元に戻すようにはたらいているのです。
そんなんだから地球は球体なのですが、
実は、そんな地球の重力に引っ張られて、
宇宙空間に漂っている無数のチリが、
1年間に4万トンも地球に降り注いでいるそうですよ~!
(O_O)
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